前の日記で書いている薫理の話を読んだり、台本を読んだりして思い出したこと。

小学校の時「農家の生まれ」ってことを嫌ってた同級生がいた。
彼女はクラスの皆とは別の、大学付属の中学校に行ったのだった。
クラスに農家の家の子なんかいない。恥ずかしくて家が農家なんて言えないって言ってた。
小学校ではクラスの大半が兼業農家の家の生まれで、農家の生まれじゃないワタシにもとてもその響きは哀しかった。



ワタシは大学で農学部に
何を学んだんだろうな
自分は農家にはなれないと悟ったのは確か
それから数年後
東京へ出て来て
農業からとてもとても遠い東京へ出て来て
農を知らない人たちがたくさんいて。
そんな人たちに理科や生物や農業を好きになってもらいたいなって
思ったりするけど
でもいいことばっかりじゃないから
興味を持ってもらえるきっかけを
きっかけだけでも作りたいと
いつも思ってる

蜜柑

[0回]